窓の断熱性能とは

みなさん、こんにちは！

愛知県一宮市＆稲沢市を中心に

自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です(^^)/

今年度から補助金で先進的窓リノベ事業というものがあります。

これは既存の住宅の窓を性能のいいものに交換工事を行うと補助金が出るというものになります。

昔の家はガラスは1枚で枠はアルミか木製となっています。

今でこそ木製サッシといえば高級品ですが昔のものでは気密性なども取れていないものがほとんど。

なのでそれらを少しでも断熱性能のいいものに変更することで住宅の省エネにつなげようということです。

たしかに住宅の中で一番熱が逃げやすいのは窓周りになります。

なので少しでも熱の出入りを減らす仕様を求めていきたいですよね。

では窓がどのような仕組みになっていてどんな仕様がいいのかを少しご紹介したいと思います。

まず窓はガラス部分とサッシ部分に分けられます。

ガラスはそのままガラスのことですがサッシとはそれ以外の枠になる部分を指します。

それらを様々な仕様で組み合わせたものがあり性能に差が出てきます。

まずはガラス部分ですがこれはガラスの枚数が増えれば増えるほど断熱性能は上がります。

ガラスが1枚よりも

ガラスが2枚の方が

さらにガラスが3枚のトリプルガラスなんてのもあります。

ガラスの枚数が増えるとガラスの間に空気層を設けることが出来ます。

そうすることによって外の熱を中に伝えにくくしたり、

中の熱を外に逃がしにくくなります。

イメージとしては魔法瓶のような感じです。

さらにLow-E膜と呼ばれるものを施されたガラスは熱を反射するのでより断熱性を高めることが出来ます。

次にサッシ部分になります。

こちらは今でこそ新築住宅の主流になっているのがアルミ樹脂複合サッシと呼ばれるものです。

家の外側はアルミですが家の中は樹脂で出来たサッシになります。

外側の強度を保ちつつ家の中には熱を伝えにくいというものになります。

それがもう一歩進むと樹脂サッシと呼ばれるオール樹脂で出来たサッシになります。

こちらは家の外側も樹脂にすることでさらに熱を伝えにくくしていますね。

樹脂というと経年劣化や強度に不安がある方もいらっしゃるかもしれません。

確かに物理的な強度はアルミに比べると樹脂は劣ります。

ただし経年劣化や年数による強度はしっかりと試験を経て出されているのでご心配なく。

一般的に出回っている窓の性能としては最低限で2枚ガラスのアルミ樹脂複合サッシです。

ただこちらではもう一昔前のものになりつつあります。

最近は住宅性能の向上がどんどん求められてきており基準も上がり続けているためです。

それをクリアするためにはどんな窓を選べばいいのか？

これからの家づくりにどんな窓を選ぶことが必要になるのか一度しっかりと検討してみてはいかがでしょうか？