人体寸法を用いた、使いやすい内装計画👫

2020年10月17日

みなさんこんにちは。

今回は、人体寸法を用いて造作物や家具など、理想の配置寸法の選定方法についてご紹介していきます。

 

人体各部分の寸法は、身長にほぼ比例しているため、身長を基準にして必要寸法を略算することが可能です。

下図に示す寸法が人体寸法の略算値となります。

 

 

はじめに“眼高”は視線の高さとなります。

こちらは、棚などを設ける際の寸法の目安にすることで、ものの出し入などがしやすく、お部屋の圧迫感の軽減にもつながる高さ選定も可能です。

 

続いて“指極”です。

こちらは、もしかしたらご存知の方も多いかもしれませんが、両手を横に広げた際の長さが身長と同じといった数値です。

私は、小学校の頃にこちらを学び、よく友人に自慢した記憶があります(笑)

 

続いて“肩幅”です。

肩幅は身長の0.25倍となります。仮に身長が170㎝であれば、肩幅は約42.5㎝となります。

こちらは、物干し金物などを室内に付ける際などに役立ちます。

肩幅の半分である、約25㎝ほど最低でも壁から離して物干し金物を設ければ、ハンガーなどが壁にぶつかる事はよほどございません。

ただ、ギリギリですとカーテンへの干渉の恐れや、見栄えも悪くなってしまう為、30㎝~40㎝ほど壁から離すことがオススメです!

 

続いて“上肢拳上高”です。

こちらは、楽な姿勢で手を上に伸ばした際に届く距離になります。高い位置に設置する棚や吊戸棚、物干し竿の高さなどの算出に役立ちますね!

ちなみに、背伸びをして届く高さは身長の1.3倍となります。

 

最後に、理想の椅子の座面までの高さ(座面高)の求め方と、理想の机面までの高さ(机面高)の算出方法をご紹介します。

はじめに、理想の座面高ですが、こちらは下腿高の略算値にて算出することが可能です。

しかし、座面高が既製品の椅子などで決まってしまっている場合も多いかと思います。

そうなると、理想の机面高の求め方も図の寸法よりも若干変わってきます。

 

その際に、用いることが出来るのが“差尺”という寸法です。

差尺とは座面高から机面高までの寸法のことをいい、理想の差尺の求め方は座高を3で割ることで算出できます。差尺=0.55H/3。

つまり、座面高が仮に40㎝で決まっているとすると、身長170㎝の人だと、差尺が0.55×170/3で約31.2㎝となり、そちらに座面高の40㎝を足して71.2㎝が理想の机面高となります。

こちらは、ダイニングテーブルだけではなく造作のカウンターを用いる際の高さ決めなどにも役立てることが可能です!

 

 

続けて、人体寸法とは話が変わりますが、お打合せで良く迷われる寸法についてお話します。

 

一つ目に、ソファなどの低い家具と壁の間で動線を妨げない理想のスペースについてです。

 

 

低い家具と壁の理想のスペースは60㎝以上、低い家具同士の理想のスペースは50㎝以上といわれています。

こちらの寸法をもとに逆算することで、理想の家具の寸法を算出することも可能になりますね!

 

 

二つ目が、ダイニングテーブルの寸法とダイニングチェア後方の開口寸法についてです。

 

 

よく家具屋にいくと規格のサイズで幅が120㎝、135㎝、150㎝、180㎝という展開があります。

一人当たりが必要とする理想の幅が60㎝となる為、120㎝は4人掛け用、180㎝は6人掛け用といったサイズとなります。

また、135㎝、150㎝というサイズを使用すれば4人掛けでも広々と使うことが出来たり、車いすでの使用も可能となってきたりするため、スペースがある際は大きめのサイズを選ぶことがオススメです!

 

続いて、ダイニングから離れる際に椅子を後方の壁にぶつけることなく、余裕を持って抜ける事ができる寸法ですが、こちらは80㎝以上あれば十分です。ただし、車いすなどを用いる場合は95㎝以上は必要となります。

 

 

今回はここまでのご紹介となりますが、まだまだご紹介しきれていない部分も多くございますので、またの機会にご紹介させて頂ければと思います。

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