GX志向型住宅の条件①
みなさんこんにちは(^o^)/
愛知県一宮市・稲沢市を中心に
自由設計×高性能×低価格な注文住宅を建築している細田建築です。
前回、GX志向型住宅の条件やその補助金についてお話をしました。
今回は条件についてじっくり説明をしたいと思います。
①断熱等性能等級6以上
断熱等性能等級とは7等級まで区分けされており、その住宅の断熱の性能がどれぐらい良いのかという指標となっております。
図にもありますが、住宅のUA値という数値が低いほど、断熱性能は高いと言われており、UA値とは外皮平均熱貫流率の事を指します。
この数値は、住宅の屋根や天井・壁・床・開口部(窓)を通してどれぐらいの熱が失われていくのかを割合で計算しています。
手っ取り早く性能を良くするためには
①断熱材の厚みを増やしたり、断熱材を高性能な物に変える。
②開口部を小さくしたり、開口部(窓)の性能を良くする。
の二パターンがあります。
①断熱材
もちろん、断熱材が分厚ければその分性能はよくなりますが、壁の厚さを考えると厚くするのにも限界はあります。
そうすると次は断熱材そのものの性能を上げることも視野に入れてみましょう。
断熱材自身の性能が上がれば、厚みが少なくてもかなりの断熱性能を得ることが出来ます。
性能が上がる分、費用も高額になってくるのでどこまでの性能を求めるかによって相談してみてください。
厚めに施工をして断熱性能を得るのか、高性能な断熱材を使うのか、高性能かつ厚みもしっかり施工するのか。
ダブル断熱という手もありますね。
②開口部
図で示されているように、断熱材が施された壁と窓を比べると、どうしても窓の方が断熱性能は劣ってしまいます。
極端に言ってしまうと窓が少ないほど。窓が小さいほど家の断熱性能は向上します。
ただ、建築基準法上では居室に対しては採光や通気・換気の面で窓は必要なので完全に無くすということは出来ません。
加減の具合が難しいですね・・・。
他には、複雑な形状の家になると断熱性能は落ちていきます。
総二階と下屋がある二階建てと比べると、下屋ありの方が外部に接する面積が大きくなる為です。
弊社の標準仕様では、間取りによって差はありますがここ最近の物件では大体UA値は0.5~0.58の間で断熱性能等級は5になっています。
標準仕様でアクアフォームライトを使用していますが、アクアフォームやアクアフォームNEOに変えることでUA値を手っ取り早く上げることが出来ます。
断熱を高性能にして窓開口を取るのか、窓も最低限にして断熱性能を上げるのかは考え方によって人それぞれですので、まずはUA値の試算から始めましょう。
もしかすると、少しの変更で等級6に届くかもしれませんよ。
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施工管理
小森 将弘Masahiro Komori
施工管理を担当させていただいている、小森と申します。皆さまの夢が詰まった家づくりを、お施主様と業者さんとの架け橋としてお手伝いさせていただいています。「建てて良かった。」と思える家づくりを目指していきますので、宜しくお願い致します。